「論文以外でも行事などを通じた学びの多様な体験が推薦入試につながることも多い。渋渋の学びのスタイルが志望理由を考えることにマッチしているのかもしれません」(高際校長)
東大の推薦入試の出願は11月だ。探究学習の実績や課外活動の成果をもとに1次選考が行われ、毎年約3分の2が通過して、12月の2次選考(小論文や面接、プレゼンなど学部によって異なる)に臨む。その結果と年明けの共通テストの得点の合計によって合否が決まる。共通テストは受けなければいけないが、得点目安は一般選抜よりも低い基準になるため、チャンスが大きく広がっているのは間違いない。(教育ライター・柿崎明子)
※AERA 2024年7月1日号より抜粋