
【鴻上さんの答え】
お豆さん。大変ですね。そんなにたくさんの行事があるんですね。
びっくりしました。
さて、僕の考えは、「お豆さんが家を仕切るようになれば、お豆さんの考えるやり方でいい」ということです。
お姑さんは、伝統を大切に守った。それは素敵なことです。伝統は、誰かが強引に作ったものではなく、理由があって自然に生まれたものだと思います。
昔、大晦日や正月だけではなく、七草、鏡開き、蔵開き、えびす講、節分、初午があったのは、それぞれに理由があったのでしょう。
今のように長期・短期の正確な天気予報があるわけではなく、自然に囲まれ、時間と自然が一体になった時代の必要から生まれたものが、これらの「伝統」だったと思います。