ドラマ「東京タワー」で主人公の医大生・小島透(永瀬廉)から一途な愛を向けられ浅野詩史(板谷由夏)は
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 King & Princeの永瀬廉が主演のドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)が15日、最終話を迎えた。2001年に刊行された江國香織氏の同名小説を原作として、05年に黒木瞳と岡田准一が共演した映画版が公開され、14年には韓国でもテレビドラマ化された作品だ。今回のドラマでは、永瀬廉は主人公の医大生・小島透、板谷由夏が20歳以上年の離れた建築家で既婚の浅野詩史を演じた。恋愛事情専門家・恋愛コラムニストの神崎桃子さんは、令和にドラマ化された『東京タワー』をどう見たのか。

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 ドラマ「東京タワー」の最終話。小島透(永瀬廉)と浅野詩史(板谷由夏)、小島透の同級生・大原耕二(松田元太)と家庭教師先の主婦・川野喜美子(MEGUMI)の2つの許されない恋に下された結末に、SNSは大いに沸いた。

「とても繊細な描写をされる小説家江國香織さんの『東京タワー』の主人公小島透役を永瀬廉さんはとても儚くて美しくて素敵に演じてくれました」

「年上の女性との恋愛なので、現実味がないのかなと思っていましたが、すぐにドラマの世界に惹き込まれ、見入ってしまった。板谷由夏さんはサバサバしたイメージでしたがドラマの中ではとても艶っぽく、King & Prince 永瀬廉くんも、アイドルとは思えない演技力」

不倫を肯定するつもりはないけど下品な感じではなく見やすかった。永瀬廉くんカッコイイし板谷由夏さん綺麗だった」
 

 令和版「東京タワー」を視聴して、神崎さんは江國氏の言葉を思い出したという。

「『恋愛の持つ甘やかさ、残酷さは、人生と相容れない』。江國氏が映画化決定に際し、クランクイン前に制作者に贈った言葉だそうです。

 まったくその通りだと思う。年の離れた男女の許されない恋愛について神崎桃子的に言うと、“恋愛と結婚は別腹”だということ」
 

 結末はネタバレになるのでここでは詳しくは書かないが、最終話の始まりでは「もう詩史さんのいない人生なんて考えられない」「一緒に暮らそう」と、小島透(永瀬)の浅野詩史(板谷)への一途な愛が暴走する。

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恋愛と結婚は相容れない