鈴木涼美さん
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 作家・鈴木涼美さんの連載「涼美ネエサンの(特に役に立たない)オンナのお悩み道場」。本日お越しいただいた、悩めるオンナは……。

【写真】丸の内で友人とお茶をする鈴木さん

Q. 【vol.16】趣味仲間からの嫌がらせが地味につらいワタシ(30代女性/ハンドルネーム「くろねこ」)

 趣味のコミュニティで仲良くしてくれていたお姉さん2名(50代、40代)から突然、無視や陰で事実無根の話を言いふらされるなどの嫌がらせをされるようになりました。一番理解してほしい人は味方をしてくれていますし、何も恥ずかしいことをしていないんだからと毅然とした態度を取るつもりでしたが、地味につらくて何をしていてもそのことばかり考えてしまいます。少しでも前向きに楽しく過ごすアドバイスがあればお願いします!

A. 敵と寝てみるのも芸のうち。

 それまで仲良くしてくれていた人に意地悪されたり悪口を言われたりするのってつらいですが、生きていると結構そういうことってありますよね。私自身、ちょっと無神経なところがあるからか、何か人の気に障ることを言ってしまってそれ以来悪口を言われるようになったり、あまり誘われなくなったりした経験は若い頃から幾度となくあります。

 米ドラマ「ゴシップガール」のブレアのように、計略を巡らして人を陥れたり人を悪く言ったりすることが得意な、そういうことを表現方法や生きがいの一つとしている男女もいますから、目を付けられると知らないうちにとんでもない噂が広まっていたり、パブリックエネミーに仕立て上げられていたりとやっかいです。

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鈴木涼美

鈴木涼美

1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学在学中にAV女優としてデビューし、キャバクラなどで働きつつ、東京大学大学院修士課程を修了。日本経済新聞社で5年半勤務した後、フリーの文筆家に転身。恋愛コラムやエッセイなど活躍の幅を広げる中、小説第一作の『ギフテッド』、第二作の『グレイスレス』は、芥川賞候補に選出された。著書に、『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『非・絶滅男女図鑑 男はホントに話を聞かないし、女も頑固に地図は読まない』など。近著は、源氏物語を題材にした小説『YUKARI』

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「敵と寝る」戦法とは?