「もう結婚はしません。仕事に燃えます」

 などと言っていたのに、しっかり、参加メンバーの5歳年下の男性とおめでた婚。

 そんな実績を買われて、富山の南砺市の工務店ヤマヒデホームの経営者から連絡があった。

「そのカリキュラムを富山でやってほしい。わたしが、全面バックアップするから」

 あるいは、彼女が新築の営業にいくと、しょっちゅう言われるらしい。

「家くらいなんぼでも建てるから、うちの息子の嫁探して」

 そこで彼女は考えた。

「地域や人を元気にするためには婚活!」

 そして、南砺市でリーダーズカレッジの変形バージョンを作った。

 すると、カップルが次々にできた。

 今では、NHKに取材されるくらいになった。

 でも、わたしは、「婚活」「婚活」とうるさく言っているわけじゃない。

 目指しているのは、男性も女性も楽しくコミュニケーションをとれること。

 そして、いつも言っている。

「持って帰ってほしいのは、コミュニケーション力と自信」

 とはいうものの「婚活」には思い入れがある。

 できれば、自然と恋愛して、

「異性も悪くないなあ」

「誰かと一緒もいいなあ」

 と、思ってほしい。

「別れたら次の人がいるよ」くらいの気持ちでいい。

 先日も婚活のお手伝いを頼まれた。参加者の平均年齢は46歳。

 楽しくやらせてもらって、5組のカップルができた。

 カップルにならなかった人たちも、

「明日から仕事がうまくいくような気になりました」

 と、帰ってくれた。

 それでいいと思っている。