世の中は、婚活ブーム。
実際に地方自治体では婚活の予算をつけて活動しているところもたくさんある。
講師塾やセミナー業を主としているわたしたちも、婚活のお手伝いを頼まれるようになった。
これには理由がある。
わたしが18年以上も前から主宰している「リーダーズカレッジ」というセミナーだ。
毎年4月から翌年3月までの1年間のカリキュラム。基本的に月1回で、大阪と東京で開催している。
1年間のうち、最初の6カ月はコミュニケーションなどの研修をしながら、みんなで新喜劇をつくる。
後半の6カ月の企画は自分たちで考える。
前半は、目標はあるけれど人間関係はできていない。自分たちで人間関係を築きながら新喜劇という目標に向かっていく。
後半は、人間関係はできているけれど、目標がない。自分たちで目標を作って、形にしていかなければならない。そんなカリキュラム。
このリーダーズカレッジ、参加者の年齢もバラバラだし、仕事もみんな違う。
会社から無理やり出されているメンバーもいれば、自分でお金を出してきている人もいる。
これを、他府県や企業でも短期でやらせてもらっている。
わたしが、求めたわけでも何でもない。
なぜか毎年、リーダーズカレッジのメンバー同士で自然とカップルができるからだ。
今までメンバー同士で結婚したカップルが15組。
それだけでなく、リーダーズカレッジの参加者仲間で紹介し合ってできたカップルを合わせると30組くらいになる。
なかには、
「ビジネスなんてどうでもいいから彼女を見つけて来い」
と、わたしたちのリーダーズカレッジに会社から放り込まれる男性もいる。
ちなみに、40歳でバツイチだった男性も長野から社長に言われて参加した。
「なんで、こんなところに参加しなきゃいけないんだ」
と、めっちゃマイナス思考でやってきた。
なのに、1年後には、20代の参加していた女の子としっかり恋愛。おめでた婚になった。
そして、わが社の社員にもこのリーダーズカレッジに参加してもらっている。
そのうちのひとり、40歳独身の転職してきた女性。