※写真はイメージです/スマホ決済が浸透して、ポイ活がますます手軽にできるようになった(gettyimages)
この記事の写真をすべて見る

 新スタートや改変・統合で、ポイ活ユーザーをざわつかせている「ポイント経済圏」。今まで利用していた「貯める手段」は見直すべきなのか。筆者の実体験も元にして、各社の現状の“通知表”をつけてみた。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

新生Vポイントの初日 会員IDのひもづけを試みたが…

 4月22日から「青と黄色の『Vポイント』」が鳴り物入りでスタートした。旧Tポイントアクティブユーザー7000万人、Vポイント会員1600万人。合わせて約8600万人が使うポイントとなり、2024年の共通ポイントの目玉だったが、スムーズなスタートとはいかなかった。

 いざ初日となった22日は早々にシステムトラブルが発生、アプリの表示ができない状況が続いた。筆者も支払いに使うための「VポイントPayアプリ」にTポイント会員IDをひもづけようと何度も試みたが、まず電話認証ができず、何度かトライするうちにVポイントPayアプリ自体がメンテ状態のままアクセスできなくなった。

 メディアで発信するため、支払い体験までやっておきたかったのだが間に合わず。数日たってもアプリにアクセスできないため、アプリ自体をインストールし直した。正直、かなり消耗した。

 新しいサービスにはトラブルがつきものとはいえ、最初につまづくとそのアプリにいいイメージが湧かず、積極的に使う気になれないものだ。高還元率のキャンペーンを頻発し大盤振る舞いの新・Vポイントだが、「よくできました」との評価をつけるには、まだ実績が足りない。

 とはいえ、Vポイントの参加で共通ポイント業界がざわついているのは確かだ。各社がユーザーの囲い込みを狙う「ポイント経済圏」の現在地をおさらいし、今までとこれからについて、独断で通知表式に評価をつけてみたいと思う。

暮らしとモノ班 for promotion
【6月26日(水)23時59分終了!最大19%OFF】いつもAmazonで買っている水やドリンクがもっとお得に!「飲料サマーセール」
次のページ