モノが重なって見づらく取りにくいシンク下/ビフォー

 家の中がきれいになると、イライラが減って心に余裕が生まれます。晶子さんも客観的に家族や自分を見られるようになってきたのでしょう。

 また、人に頼ったり相談したりが苦手な晶子さんは、孤独に悩みがちでした。でも、片づけに関しては、一緒にプロジェクトに参加した仲間がいます。

「片づけられないという同じ悩みを持って、気持ちを共有できる仲間は大きな力になりました。今まで自分にだけフォーカスしてきましたが、みんなも片づけが進んで表情が明るく変わっていくのを見るのがうれしかった。人のことを喜べて、人の役に立ちたいと思える自分がまだいると気づけたことも、すごくうれしかったです」

 晶子さんの変化は、これだけではありません。プロジェクト終了後には、忙しくてなかなかできなかったコンサートを開くことを決めました。

「10分間の朝活のように隙間時間をうまく使えるようになったので、練習やストレッチなど準備を始めています。不安な気持ちもありますが、今できることをやってみようと思います」

ワンアクションで使いやすいように鍋を立てて収納/アフター

 抱えていた悩みが改善に向かい、自分の道をもう一度進み始めた晶子さん。プロジェクト参加時の気持ちも教えてくれました。

「『自分を変えたい』という気持ちと『やっぱり無理かも』という気持ちが両方ありました。この年になると固定観念で身動きが取りにくくなってしまうので……。でも、素直に行動すれば先が開けるということが、片づけを通してわかりました!」

晶子さんはこれからも今のような素敵な笑顔で、未来の道を切り開いていくでしょう。もしまた困難にぶつかっても、きっと大丈夫。1人で悩むつらさや新たに行動することの怖さを克服できたので、次からも同じように飛び越えられますよ。

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