佳子さまが務めている「みどりの感謝祭」の名誉総裁職は、秋篠宮さま、そして姉の眞子さんを経て、第31回の祭典から佳子さまに引き継がれたものだ。
佳子さまは今回の式典で、
「これまで人びとが植え、守り育ててきた人工林がこれからも重要な役割を果たしていくためには、木を使うことによって他の木や苗木などが太陽の光を浴びて成長できるようにすることも必要だと伺いました」
と、あいさつを述べられた。
林野庁の担当者によると、林野庁長官による事前説明が4月にあり、佳子さまは積極的に質問。この日のあいさつにも、長官とのやりとりでの内容が盛り込まれていたという。
「いつもと違う」佳子さま
高齢化が進む皇族のなかで、若い世代の成年皇族である佳子さまが担う公務は多岐にわたり、その数も多い。特に最近は5月のギリシャ公式訪問に向けて、4月にあった春の園遊会前から相次いで予定が入っている状況だ。
そんな連日の公務で、疲れが蓄積していたのだろうか。「みどりの感謝祭」の会場に向かう車中の佳子さまを見かけた奉迎者は、こう話した。
「ほほ笑みが出たのは、ほんの一瞬。あとは表情が硬く、いつもとは明らかに違うなという、お疲れ気味の笑顔でした」
ところが、式典を終えて帰路に着いた佳子さまは、1時間ほど前とは一転し、「パーフェクトスマイル」を見せてくれたという。
「佳子さまを待っていた奉迎者は、みんなカメラやスマホを構えて両手がふさがっていたため、誰も手を振ることはできなかったのですが、白い歯を見せての完璧なスマイルとお手振りでした。“ほほ笑みのプリンセス”が復活して安心しました」(前出の奉迎者)
お疲れ気味だった佳子さまは、会場で交流した子どもたちから、元気をもらったのかもしれない。私たちを惹きつける佳子さまの「パーフェクトスマイル」は、人々との触れ合いから生まれるものと言えそうだ。
(AERA dot.編集部・永井貴子)