気温の急激な変化で1週間寝込む
11月ごろから続いた長かった冬季から一転、日中になると汗ばむような暑さがやってきたということもあり、気温の変化や日中の暑さに慣れていない私は、そうそうに体調を崩してしまいました。
熱はないのですが、喉の痛みと鼻水、倦怠感を感じ、1週間ほど寝込んでしまったのです。念には念をと、自宅に常備してあるコロナ検査をするも陰性。市販の風邪薬を飲み、できる限り休養をとることで、回復することができました。
どうやら、寝込んだ日の前日、クーラーのついていない暑いところで、長時間、仕事をしてしまったことが体調を崩すことにつながった要因のようです。窓を開ける、羽織っていた服は脱ぐ、水分を補給するなどの対策はしたのですが、次第に、身体の中に熱がこもっているような感覚を自覚するようになりました。
帰宅中、体調がどんどん悪くなるのを感じた私は、帰宅してすぐに就寝したのですが、時すでに遅し。体調を崩し、結果的に風邪をひいてしまったのでした。
過去を振り返ってみると、どうやら私は、季節の変わり目に体調を崩しがちなようです。日本にいたときも、サンディエゴにやってきてからも、特に、5月の朝晩の気温の変化や急な暑さについていけず、寝込んでしまうことが多かったことがわかりました。
アメリカにきてからは、ほぼ毎日ジムに通い、体調作りに励んでいたこともあり、体力には自信があった私ですが、ただ運動していればいいというわけでないことを痛感した出来事になりました。
暑さに慣れていない5月は要注意
さて、私たちの身体が暑さに慣れることを「暑熱順化 」(※3)といいます。暑い日が続くと、身体は次第に暑さに慣れ、暑さにも適応できるというわけです。
体温が上がった時、私たちの身体は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散によって、体温を調節しています。暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚の血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。