昨年は開幕直後は絶好調を維持して3、4月度の月間MVPを受賞した。しかし5月以降は極度の打撃不振でスタメンを外れることもあった。最終的に108試合の出場で打率.218、7本塁打、37打点と結果を残せず。今季もここまでは打率が2割台前半となっている。
「見返したい気持ちも強かった移籍当初は素晴らしい活躍を見せていた。しかしそれが続かないのが欠点なのは石井一久監督も理解しているはず。人気選手なので一軍に置いておけば集客、グッズ販売などプラスの影響はある。今季の起用方法には頭を悩ませているはず」(在京球団編成担当)
DeNA・大田は昨シーズンに新天地でまずまずの活躍を見せたが、今季は好調のチームの中で存在感を示せることができるだろうか。
「神宮(4月11日の試合)でバックスクリーンに叩き込んだ強打は健在。俊足、強肩を生かした守備力にも定評がある。しかし時折ポカというか、信じられないプレーをする。プレーの精度を高められれば、レギュラーに定着してもおかしくない」(DeNA担当記者)
昨年はケガにも悩まされたが、62試合の出場で打率.278、5本塁打、18打点の成績。本拠地・横浜スタジアムでは打率3割をマークするなど人気者の仲間入りを果たした。「(DeNAへ)来て良かったなと強く思った」と大田本人も口にし、新たな球団では居心地の良さを感じているようだ。
「巨人時代は萎縮している部分もあった。明るい自由人なので、ノビノビとプレーすれば力は発揮できるタイプなのは実証済み。とんでもないことをやってのける意外性も魅力で、使いたい選手ではある。ミスは想定内で気にせず、結果を出し続けるしかない」(在京球団編成担当)
秋吉は昨季途中に契約したソフトバンクを戦力外となり、今季は独立リーグの千葉スカイセイラーズからNPB復帰を目指している。
「横手投げから力の強い球を投げられるタイプだったので、中継ぎとして使えると思われていた。しかし優勝争いをするソフトバンク内では、安心して任せられる状態ではなかった」(ソフトバンク担当記者)