木村沙織さん(撮影/写真映像部・上田泰世)
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 女子バレーボール史上初となる4大会連続の五輪出場、さらに世界選手権に3度、ワールドカップに4度出場を果たした、元日本代表のエース・木村沙織さん(37)。2017年に現役を引退した後は、大阪市内にカフェ「SUNNY Thirty Two Club」をオープンしたことでも話題になった。昨年2月に長男・煌太郎くんを出産し、現在は子育てと仕事の両立のため関東に拠点を置いて生活を送っている。【前編】では不妊治療の末に授かった長男への思い、現役時代に世界最高峰のトルコリーグで挑戦した際に衝撃を受けたという子育て環境などについて語ってもらった。

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――煌太郎くんを出産して1年2カ月がたちました。

 毎日成長して、日々できることが増える姿を見るのが楽しいですね。赤ちゃんのときにはちょっと夜泣きがありましたけど、私が寝不足になるほどではなかったですし、育てやすい子だと思います。まだ会話はできないですが、もうバタバタと走ったりはしているので、成長は順調なほうなのかな。生まれたときは3316グラムだったんですが、この前、予防接種のために病院に行ったときに、体重を計ってもらったのですが、新生児用の12キロまで計れる体重計でエラー表示が出たので「12キロ以上はあるから、2~3歳児ぐらいの大きさかな」と言われました(笑)。すでに足がしっかりしているので、動くことが好きな感じはします。

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子どもは将来バレー選手にしたい?