開幕から二軍では19試合出場、打率.322(59打数19安打)、2本塁打、4打点(4月28日終了時点)とレベルの違いを見せつけている。一軍への合流待望論とともに、他球団とのトレードが噂されるなど評価は下がっていない。

「一時期のような爆発的な打撃は期待できないが、経験値が高く怖い打者なのは間違いない。DH制のあるパ・リーグや勝負所での代打なら戦力になれる。またチームのためにプレーができる選手というのも高評価の要因となっている」(在京球団編成担当者)

 高年俸はネックだが日本人扱いというのは大きい。また子供を日本にあるインターナショナルスクールに通わせるなど親日家であり、2019年には外国人としては珍しい球団の納会とファンフェスタに出席したこともあるほど。「助っ人」の枠を超えチームリーダーにもなれる選手だ。

「オースティンには常にケガの心配がある。ビシエドは年齢による衰えから計算しにくい。三浦、立浪の両監督は起用法に頭を悩ませているはず」(在京球団編成担当者)

 とはいえ、一軍に常時いることができれば存在感を発揮できるのは間違いない2人。加えて、長年在籍していることからもファンに愛されていることも共通している。今季が契約最終年ということを考えると、このままでは退団の2文字も頭をよぎるが、シーズンは始まったばかり。ともにチームの上位進出に貢献するような活躍を見せて欲しいとも思う。

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