よかったね、六郎。君にも家族が増えたよ。大好きだった亀も元気だし、ねえやんも今や日本のスーパースターだよ。それより何より、戦争が終わったよ……。
ダメだ。また泣けてきた。ありえないエピソードを妄想しただけで涙が出る。
ちょうどそのエピソードが放送された後、こんな夢をみた。六郎が配属されている部隊に、私が慰問に行ったのだ。六郎は私の落語でめちゃくちゃ笑ってくれた。そんなに笑うか? というくらい笑っていた。「六郎くん、お姉さんも梅丸楽劇団で頑張ってますよ」と伝えたかったのだが、途中で私は夢から覚めてしまった。次はちゃんと伝えようと思う。
ちょっと待ってくれ。私は病気だろうか?
いや、それくらいの想いをもって「ブギウギ」を観ていた人は日本中にたくさんいると思う。そんなドラマだった。ありがとう、六郎。ありがとう、スズ子。ありがとう、「ブギウギ」。
そして4月1日から新しい朝の連続テレビ小説「虎に翼」が始まる。
数日前に告知の特番があった。いいじゃないか! 面白そう。伊藤沙莉さん主演。期待がもてる! 「ブギウギ」が続いてる中で「虎に翼」を楽しみにしてしまう自分に罪悪感を感じつつ、無事「ブギウギ」も大団円を迎えた。ブラボーの一言。ロスはとうの昔に迎えていたので、それほどショックも大きくなく新年度を迎えた。