小雪(写真:アフロ)

「子育てをして体格がよくなった」

 最近はこうした人間的な重みを感じさせる役がハマっている印象だが、現在の私生活も影響しているのかもしれない。小雪は19年春ごろから自然環境の厳しい北の地にも住居を構えて、家族で2拠点生活を送っている。彼女が語ったエピソードからはたくましさがうかがえる。

「Precious.jp」(22年12月8日配信)では、田舎暮らしについて、自分たちが知らない生きる基本を自然はたくさん教えてくれると語っており、スーパーへの買い物は週に一度ぐらいで、畑で無農薬の野菜を作り、みそや漬物といった発酵食品なども作っているという。さらに、「もはや長靴しか履いてない。気付くと爪の中にも土が詰まっている暮らし」とも明かしていた。

 また、「徹子の部屋」(テレビ朝日系、22年11月1日放送)では、「子育てをして体格が良くなったかな」と笑顔で話していた。田舎暮らしでの生活力が、力強い演技を生み出し、結果的にそれが貫禄につながっているのかもしれない。前出の編集者はこう語る。

「子育てへの向き合い方にも信念を感じます。強い体を作ってくれた自身の母の食事にならい、子どもたちの食事に日本の伝統的な食品を取り入れていると以前にインタビューで明かしていました。子どもたちには朝晩とみそ汁を出し、砂糖の代わりに甘酒を使った煮物や納豆など、発酵食品も毎食1品は入れているとか。また、子どもたちの体にお母さんの常在菌を入れて免疫力を高めてあげたいので、素手で5種類のみそも作っているそうです。一方、夫の松山は、小雪が自分の偏食を心配し、バランスのよい食事を作ってくれているとインタビューで語っていたことも。子どもだけではなく、8歳年下の夫の生活管理もしっかりやっている。小雪は一家にとって家長的な存在で、その雰囲気が貫禄も感じさせるようになったのでは」(同)

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