NHK連続テレビ小説「ブギウギ」が3月29日、最終回を迎えた。ヒロイン演じる趣里以外にも、脇を固める俳優陣たちの演技が話題になった。蒼井優もその一人だった(この記事は、2023年10月16日配信した内容の再配信です。年齢、肩書等は当時)
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10月からスタートしたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」。大阪の下町で育ったヒロインが、昭和の大スターになるまでの姿が描かれる。豪華キャストがひしめく中、ヒロインが入団した梅丸少女歌劇団のトップスターを演じる蒼井優(38)に注目が集まっている。10月9日放送の第6回では、公演終了後に黙々と独りで練習をする姿が放送されたが、そのストイックで優美な演技にSNSでは「ダンスシーン見とれる」「蒼井優の大和先輩が本当にすてきすぎる」と絶賛の声が相次いだ。
「昨年8月に女児を出産した蒼井さんにとって、この作品が産後初のドラマとなります。劇中で華麗に舞い、堂々と歌う姿はただならぬオーラを放っていて、本当のトップスターにしか見えませんでした。今年に入ってから、蒼井さんは時間が許す限りバレエの練習や稽古を続けていたといいます。『出産後、すぐあの動きができるというのはすごい』と演出家も蒼井さんのダンスを絶賛していました。初登場となった第5回から第8回まで、蒼井さんのセリフは一言もなかったのですが、それでも圧倒的な存在感がありましたね」(テレビ情報誌の記者)
1999年にミュージカル「アニー」のポリー役でデビューした蒼井。2001年に映画「リリイ・シュシュのすべて」でスクリーンデビューを果たし、翌年には「三井のリハウス」の10代目リハウスガールに選ばれ、徐々に知名度を上げていった。彼女の代表作といえるのが06年に出演した映画「フラガール」だろう。圧巻のフラダンスシーンを披露し、日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞など、数多くの賞を受賞。その後の活躍は周知のとおりだ。