春風のようなほほ笑みの愛子さま=2024年3月20日、東京都豊島区の学習院大、代表撮影/JMPA

日赤では「特別扱い」はなし?

 4月からの勤務は、公務もあるので非常勤となる。通勤は警備上の問題もあるため、公共交通機関ではなく車での通勤になると思われるが、お給料も支給されるという。

皇族だからという “特別扱い”はなく、一般の事務作業もされるようです。愛子さまの語学力を生かして、特に海外の関連組織との連携が主な仕事になるようです」(皇室記者)

 しかし、現在の皇室の状況を考えると、愛子さまへの公務の担い手としての期待は計り知れない。

「2月に体調不良で出席を控えられた紀子さまに代わり、来日中のケニアのルト大統領ご夫妻をお招きしての宮中午餐会に出席された際も見事な外交デビューでした。愛子さまがお出ましになるだけで、その場が華やかになり、愛子さまへの国民の期待と人気は増すばかりです。今後、愛子さまがご結婚された後も、なんらかの形で公的な活動を続けられるのを期待されるでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 雅子さまは昨年12月9日のお誕生日に際してのお言葉で「まだあどけないところも残る愛子ではありますが、いろいろなときに私たちを助けてくれるようにもなってきたと感じます」と述べられた。愛子さまの思慮深さと慈しみに満ちたお人柄は、両陛下からの惜しみない愛情で形成されたのものであることは間違いないだろう。

(緒方博子)