問題行動と社会貢献の矛盾
執行猶予期間が明けるまで活動を自粛し、ケジメをつけた伊勢谷だが、復帰には心配事もある。
「復帰作の舞台あいさつで、共演の山下リオと親密そうなやりとりを見せていたのが気になりました。女性関係に関してはヤンチャなイメージがありますからね。無名のモデル時代から、人気絶頂の広末涼子や長澤まさみ、森星などそうそうたる女優やモデルと浮名を流してきました。広末との交際時には、女子大生との“二股疑惑”が報じられるなど、女性関係がだらしないというイメージがあります。過去には、2013年に『週刊文春』が、交際相手に対してエアガンを撃つなどの“DV疑惑”があったと報じました。その後に交際して半同棲状態にあったタレントも、彼のワイルドさに耐えられず逃げだしたと報道されました」(女性週刊誌の記者)
女性関係に問題を抱えつつも、芸能界では順調なキャリアを歩んできた伊勢谷。俳優のかたわら、30代で法人を設立してSDGsを推進する活動を展開するなど、社会貢献にも熱心なことでも知られている。
「起訴された際、弁護団は伊勢谷さんがこれまで“社会彫刻”に当てはまる活動をしてきたと主張して、情状酌量を求めました。これは『人間は未来の社会幸福に向けて貢献することができるし、しなければならない』というドイツの美術家が提唱した概念だとか。つまり、彼にとってこのようなテーマを実践することが人生の軸となっていたようです。ただ、裏では違法薬物を摂取し、女性へのDV疑惑などもあったわけですから、自身のうしろめたさを償う意味で社会貢献を行っていたという見方もされかねません。復帰した今、伊勢谷さんにはこれまで以上の品行方正さが求められるでしょう」(前出の映画ライター)