「日米の野球は異なる。NPBでは乱闘自体が激減しており、気持ちを全面に押し出すようなプレーをするハングリー精神のある選手も減った。ヤンもそういう情報はあらかじめ入手しているはず。日本に溶け込むために意図的にやっている部分もあるだろう」（西武担当記者）

　実際、シーズンが始まってみないと分からないが、これは“日本仕様”のパフォーマンスとも見られる。ピッチングに関しては、コントロールなどで改善点があり、未知数な部分は多いが持っている能力だけを考えれば、新たに来日した助っ人の中でも相当なもの。昨年は松井稼頭央監督を新たに迎えたが5位と低迷し、なんとか巻き返したい西武。ヤンはチームに勢いを与える存在になれそうなだけに、投球とともにパフォーマンスやベンチでどのような振る舞いを見せるかに注目したい。

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