ロイヤルの健康は当たり前ではない
キャサリン妃の今回の病気は、「責任感の強い妃が国民の期待に応えようと懸命の努力をしたこと」が理由の一つとして挙げられる。「ロイヤルも人間だ」「過剰な期待は本人をつぶす」「ロイヤルの健康は当たり前ではない」との声が上がる。
翻って、私たちは愛子さまに過剰な期待をかけていないか。日本赤十字社の嘱託職員としての大活躍がすでに決まっているかのような論調も見られる。同時に皇室の公務も完璧にこなすと信じられている。誠実で努力家の愛子さまは、それらの声に応えようと頑張られるだろう。美智子さま、雅子さま、紀子さまなど女性ロイヤルがそろって不調を訴えられた。このことはイギリスなど海外ニュースでも、よく取り上げられる。間違っても愛子さまにプレッシャーをかけないよう、過度に持ち上げたり落としたりしないように心がけたいと思う。まもなく新しい世界に飛び込む22歳の女性が1つ2つ失敗しても、温かく見守りたい。ロイヤルとの健全な距離の取り方こそ私たちは学ぶべきなのかもしれない。