そう考えると、中央大の新入生が充実している。七枝直(関大北陽高)、岡田開成(洛南高)の2人の5000m13分台ランナー加え、三浦彰太(須磨学園高)、原田望睦(東農大二高)、田中伶央(笛吹高)、並川颯太(洛南高)、田原琥太郎(西条農業高)と5000m14分10秒台以内の自己ベストを持つ好ランナーたちがズラリ。新入生の選手層の厚さが非常に目立ち、彼らが切磋琢磨しながらタイムを伸ばせば、今春の箱根で優勝候補に挙げられながらも体調不良者続出で13位に終わった悔しさを晴らすための大きな戦力になれるはずだ。

 もちろん、いくらトップレベルの高校生であろうとも、いきなり大学1年目から大活躍できるほど甘いものではない。だが、新入生たちには4年間の“青春”と“未来”がある。彼らの成長によって、大学駅伝の勢力図がどう移り変わるのか。そしてどんなドラマが生まれるのか。多くのファンが新スターの誕生を期待している。
 

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