日本国際博覧会協会が広く募るイベントについて会見する催事検討会議の共同座長を務める、華道家元池坊の次期家元・池坊専好さん(左)と、吉本興業ホールディングス前会長の大崎洋氏=2023年8月、大阪市北区

「いくら元マネジャーであってもやっぱり社長ですから、『くん』呼ばわりはだめ。それをいさめず、許し、松本を増長させたのは大崎氏では。松本が今回の件について岡本社長に相談を持ち掛けた形跡はないです。万博にはうちも出展するわけで、松本が中ぶらりんではその看板に泥を塗りかねない。ましてや大崎氏も(催事検討会議の)共同座長でしょう。松本が頼りにしているのは大崎氏でしょうから、大崎氏から松本に、記者会見で説明させるなど、けじめをつけるよう言い渡すべきなんです」(前出・吉本興業の幹部)

「性加害の事実ない」と訴訟提起に文春側「記事に自信持っている」

 一方、吉本興業は23日、松本さん側が、週刊文春を発行する文芸春秋らに対し、名誉毀損に基づく損害賠償請求と訂正記事による名誉回復を求める訴訟を起こした、とホームページで発表した。

「今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」

 としている。

 訴訟提起ついて、週刊文春も編集部のコメントとして、

「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」

 とホームページで公表している。

(AERA dot.・編集部・今西憲之)

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?