




今年で31回目を迎えた国際フォトフェスティバル
「東川町フォト・フェスタ2015」に行ってきました。
ご存知の方も多いと思いますが、舞台は北海道東川町。
ちょうど北海道の中央部に位置し、
日本最大の国立公園「大雪山国立公園」内にあります。
鉄道、水道、国道がないのどかな町ですが、
旭川市内や美瑛の丘陵地帯までは車で20分、
30分ちょっと車を走らせれば旭岳や天人峡温泉がある。
1時間も走らないうちにあの富良野にも行ける。
風景写真好きにはたまらない場所なんですね。
東川町が「写真の町」を宣言したのが1985年。
以来、写真の町東川賞を設立して、
官民一体となって国際写真フェスティバルを築き上げてきました。
1994年からは写真甲子園の本戦が開催されるようになると、
もはや東川町は高校球児にとっての
阪神甲子園球場のような存在になりました。
まあ、「ウルトラクイズ」のニューヨークでもいいんですけどね(笑)。
そんなわけで、もう8月の声を聞けば、
写真・カメラの関係者の間では、
「今年はいつから東川町に行くの?」
なんて話題になります。
かく言う僕も昨年からですが、足を運んでいます。
写真・カメラ業界の方々はもちろん、
出展されている写真家の皆さん、アマチュアの皆さんとも
平場でお話ができる機会はめったにないですからね。
今年は写真甲子園が8月4日から7日、
写真の町東川賞授賞式が8月8日にありました。
また、8日からは町内の各所で様々な写真展はもちろん、
写真家やキュレーター、評論家などによる
ポートフォリオレビューやトークイベント、撮影会が開催。
おまけに地元の「どんとこい祭り」も同時開催するもんだから、
街はけっこうな賑わいになります。
もちろん「俺、写真とか興味ねえし」といった風情の方も
たくさん来ていますが(笑)、
街のあちこちに写真が飾られていたり、
写真・カメラ談義に花が咲いていたりしますから、
人によってはハマっちゃうかもしれませんね。
え?
「せっかく行ったんだから記事はあるんだろうな」って?(笑)
はい、今回は沖縄県立浦添工業高校の優勝で幕を閉じた
「写真甲子園2015」のことをNEWSページで書いてみました。
アサヒカメラ9月号(8月20日発売)で掲載します。
また、写真家の大西みつぐさんも
連載エッセー「活きる写真、魅せる写真」で、
東川町のことについて書くそうです(こちらは10月号で)。
大西さんとは東川町でもお会いして話しましたが、
相当内容が濃いと思いますよ。
今の写真界が抱える「課題」も見えましたからね。
それはまた後日!