今年の夏も各地で猛烈な暑さが続いています。
まだまだ8月が始まって1週間ほどですし、せっかくなら夏らしいレジャー、海水浴に行きたい!という人も多いのではないでしょうか?
最近ではマリンスポーツも様々。CMで話題となった水圧の力で水上を飛ぶ「フライボード」など海での楽しみ方も増えていますし、海辺や河辺でのでバーベキューも夏らしい楽しみ方かもしれませんね。
今でこそ「海=レジャー」ですが、かつての海水浴はなんと医療目的だったそう……。
意外と知られていない海水浴場の歴史に迫ります。
海水浴はレジャーではなく、医療だった!
海水浴は18世紀中頃のヨーロッパが始まりと言われています。
イギリス人医師・ラッセル氏が、イギリスのブライトンという都市に、健康増進・回復を目的に世界初の海水浴場を開設したことをきっかけに、ヨーロッパ諸国に次第に広まっていきました。
当時、海水浴がもたらす効果として期待されていたのは、
・海水による皮膚の洗浄効果
・新陳代謝の促進
・自立神経の調整
・老廃物の排出
・美肌効果……など。
海水に含まれるミネラルが、上記のような効果をもたらすとされ、18世紀の時代にはこのような考えが広まっていったのですね。今となっては、海水浴が医療につながるとは考えにくいですし、今もなおこれらの効果が期待できるとは限りませんので、夏休み中に海に行かれる方はくれぐれもご注意を!
日本の海水浴生みの親・松本順の功績