「真面目で照れ屋、謙虚な性格で感情を表に出すこともないが、悔しい思いは伝わってくる。甲子園で活躍したスタープレイヤーなので必要以上に注目されネットなどで色々な意見が見られるが、歯を食いしばって頑張っている。良い方向へ向かって欲しいと誰もが思っている」(ヤクルト関係者)

 年明け早々、石川県かほく市へ帰省中に能登半島地震に遭って高台まで避難したことを明かしている。多くのことを一人で背負い過ぎる必要はないが、奥川の復活が被災した故郷の人々の力になるのは間違いない。

「まずはしっかり投げたいですね、一軍で」とやるべきことは認識している。昨シーズン3連覇を逃したチームが盛り返すためにも、活躍してもらわなければ困る選手。また一軍での勇姿はニュース映像等で故郷にも必ず伝わるはずだ。誰もがポテンシャルを認める右腕だけに、早く神宮のマウンドへ戻ってきて欲しいとファンは望んでいる。まずは春季キャンプでどの程度まで投げられるのか注目したい。