ビビアン・スー(写真:Top Photo/アフロ)

貧しい出自をバネにしてきた

 日本ではサプライズの紅白出演で大喝采を浴びたビビアン。変わらぬ美貌を見せつけ、復活劇をアピールしたが、日本での活動を再び活発化させる可能性はあるのか。

「昨年末、MISIAがホストを務めた音楽バラエティー特番に登場したのですが、番組では経済的な理由で学業を諦めてタレントとして働いていたこと、そしてタレント業で得た資金でMBAを獲得したことなど、貧しい出自をバネに生きてきたことを明かしました。自分の母の苦労に報いたい気持ちや、子どもには自らの背中で生き方を見せたいと語るなど、バラドルとしての“ビビアン・スー”のイメージを一変させるような発言もあり、日本のファンにとっては新鮮な姿を見せました」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 加えて2022年ごろから、インスタグラムでも中国語に加えて日本語を併記するようになり、日本のファンを意識した動きが見られる。紅白出演後は、日本からのコメントも増えているようだ。

「ビビアンは本国ではビジネスやアカデミックな面での才能が評価され、文化人のような存在でもあります。3年前には『ネット時代における芸能人の転換戦略の研究 ビビアン・スーを例に』という修士論文を書き、担当教授からも高い評価を受けました。日本では今、アラフィフで美貌とアカデミックさを兼ね備えた女性タレントはあまりいません。そういう意味で、情報番組などで活躍できる可能性はあるでしょう。また最近はネット配信作品の普及で、海外を意識したドラマや映画も量産される時代なので、多少、言葉の壁があっても女優として彼女が日本制作の配信系作品で活躍する可能性も十分あり得るでしょう」(同)

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知名度のわりには“謎”が多い