林:「朝ドラ」のヒロインになって、ご両親、すごく喜んだんじゃないですか。

川栄:お母さんもお父さんもすごく喜んでました。私がずっと「朝ドラ」のヒロインになりたがってるってことも知ってたので、「夢がかなったね」ってお母さんに言ってもらいました。

林:川栄さんがいちばん好きな「朝ドラ」のヒロインって誰ですか。

川栄:私、「あまちゃん」(2013年度前期)の能年(玲奈)さん(現のん)のかわいらしいキャラクターと、クドカンさん(宮藤官九郎)の脚本がすごく好きで、あれを見て「朝ドラ」っていうものを知ったんですよね。それで私は「あさが来た」(15年度後期)からずっとオーディションを受けさせてもらってきたんです。だから感慨深いというか、不思議な感覚でした。

林:私、昔、川栄さんをバラエティー番組で見た記憶があるんですけど、「女優としていける」と思ったのはいつぐらいですか。

川栄:いや、「いける」とは思ってないんですけど、「お芝居、すごく楽しいな。やりたいなあ」と18歳ぐらいのときからやんわり思っていて、20歳でAKBを卒業してからは、お芝居を本格的にやろうと思いました。

林:いまや川栄さん、女優さんの階段を着実にのぼってるという感じですよね。

川栄:AKBを卒業するときに、「朝ドラ」と大河ドラマに出るというのが目標だったんです。そしたら4年後ぐらいに1回目の大河(「いだてん」)に出させてもらって、ほんとにうれしくて、もう2回目はないだろうと思ってたら、その2年後ぐらいに「青天を衝け」でお声をかけていただいて、すぐまた今回の「朝ドラ」に続けて出られたんです。ほんとに夢がかなったという感じで、「自分、頑張ったな」って、自分をほめてあげたいなと思いました。

林:川栄さんが、自分は女優さんに向いてるなと思ったのは、たとえば台本を読んですぐそのキャラクターに入っていけるとか、そういうところがあったんですか。

川栄:ふだんは私、わりと静かなほうで、あんまり感情を出さないタイプの人間なので、いろんな役で感情表現をするのがすごく楽しいんです。あと、台本を覚えるのがわりと速いんです。台本をもらったらすぐセリフを覚えられるのも一種の特技かなと思ってます。

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