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 川栄李奈が主演を務め、高杉真宙が共演する水曜ドラマ「となりのナースエイド」(日本テレビ・毎週水曜 午後10時)の第1話が10日、放送される。川栄が演じる桜庭澪は新米「ナースエイド」で、医療行為が一切許されない中、病院内での患者の生活をサポートする職種。前向きな医療オタクでおせっかい、しかし「裏の顔」があるという主人公の桜庭澪、そして二転三転の展開があるという話題のドラマでの川栄は注目だ。俳優として成長し続ける川栄の過去の記事を振り返る(「AERA dot.」2022年3月20日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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 NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の3代目ヒロイン・ひなたを演じ、毎朝お茶の間をほっこりさせている川栄李奈さん。そんな川栄さんに、朝ドラファンの作家・林真理子さんが、迫ります。

川栄李奈が語る「カムカム」最終回 「5回は見直したい、すごい終わり方」】より続く
 

林:私、「カムカムエヴリバディ」が終わっちゃったら、何を楽しみに朝起きればいいんだろうという感じですよ(笑)。「朝ドラ」って、見てる人に半年間寄り添うから、3カ月で終わる週1のドラマとは、思い入れがぜんぜん違いますね。

川栄:そう思います。私は18歳から始まって、最後60歳ぐらいまで演じるんですけど、そんな長い期間演じるって「朝ドラ」ぐらいしかないと思うので、その振り幅を自分自身も逆に楽しんでいます。

林:いま、ずっと大阪なんですよね。お食事なんかどうしてるんですか。

川栄:なんかそこらへんにあるものを……。

林:そこらへんにあるもの?(笑)

川栄:コンビニとか、買いだめしてたものとか、NHKの食堂に行ったりして。

林:自分でつくったりもするんですか。

川栄:はい、お休みの日にはつくったりとか。

林:共演者の皆さんと食べに行ったりはしないんですか。

川栄:できていないですね。このご時世なのでなかなか行けてなくて、みんな「落ち着いたら行きたいね」とは言ってるんですけど、なかなか……。

林:話が変わりますけど、川栄さんはオーディションで「朝ドラ」のヒロインを勝ち取ったそうですね。

川栄:はい、オーディションを受けさせてもらいました。

林:川栄さんは大河ドラマにも二つ(「いだてん~東京オリムピック噺~」「青天を衝け」)お出になってるし、これだけお名前があるのに「オーディション受けろ」と言われて、ちょっとムッとしなかった?(笑)

川栄:「朝ドラ」のヒロインになりたいという夢はずっと前からあって、AKB48にいたときからオーディションは受けさせてもらっていたんです。私はオーディションに落ちたその悔しさで「頑張ろう!」と思える人間なので、「朝ドラ」もいままで5回受けて落ちてきて、そのたびに悔しくて、「次は絶対やってやろう!」と思ってきました。

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