NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」でヒロインを演じたのが、ちょうど10年前の2007年、彼女が20歳のときだった。
「沖縄から上京して、初めて受けたオーディションが朝ドラでした。『どんど晴れ』も、私のターニングポイントになった作品です。でも、私は負けず嫌いなので(笑)、それを“ラッキーでした”とは言いたくない。今回のドラマと同じで、あの役との出会いは必然だったんです。『どんど晴れ』があったから、そのあとの10年を私は頑張れた。だから私にとって“運命の役”は10年周期でやってくるのかな、と今は思っています」
口調はハキハキしていて、いかにも明朗快活な雰囲気だが、「それなりに揺らめいています。ただ、根っこはかなり頑固。周囲は“真っすぐだね”なんて言ってくれますけど(笑)」と性格を自己分析した。
「真っすぐで明るいだけだと、女優としては物足りないと思うので、揺らめく部分、言葉にできない複雑な部分も大切にしたい。30代、まだまだ成長できそうで楽しみです」
※週刊朝日 2017年1月20日号