民間の支援団体も2日夕方には能登町へ
また、不安な夜を過ごす人たちに向けて、「災害NGO結」の前原土武さんは、「助けは来る」と力をこめる。
前原さんは2011年の東日本大震災以降、30以上の被災地で活動してきた。今回も2日の昼過ぎには石川県七尾市に着き、そのまま北上して2日夕方、能登町に入った。
「被災した多くの方が、避難所で肩を寄せ合い、不安のなかで過ごしていると思う。奥能登では去年も地震被害があり、心が折れかけている人もいるでしょう。道路も不通で先も見えず、精神的にとても厳しい状況だと思います。でも、助けは来ます。自衛隊も消防も行政も懸命に頑張っていますし、僕ら民間の支援団体も動いています。必ず道路は通じるし、水も食料も届けます。
まだまだ時間はかかりますが、災害ボランティアセンターが立ち上がり、全国からボランティアもやってきます。この国はまだまだ捨てたもんじゃないですよ。『あきらめないで』というと無責任に聞こえるかもしれませんが、必ず支援の手を届けます」
そんな決意と共に、動いている人たちがいる。
(編集部 川口 穣)
※AERAオンライン限定記事