損壊した家屋からも地震の大きさが見てとれる。1月2日、能登町で(災害NGO結 提供)

「義援金」と「支援金」

 義援金は被災者に直接現金として届けられるが、まだ募集が始まっておらず、公平な分配が必要なため、被災者に届くのも遅くなる。

 一方、災害支援団体が集める支援金は支援の専門家たちが即座に現地支援に役立ててくれるものだ。支援団体によって信頼度も得意分野も異なるが、自身の思いに沿った団体に寄付するのが一番だという。

 断片的に伝わる現地の状況からは、支援活動の長期化も予想される。いまは報道も集中し、関心が集まっているが、前原さんは“中長期的な関心”がカギだと話す。

「災害ボランティアセンターが立ち上がり、ボランティアの受け入れが始まるまでにはもう少し時間がかかります。そして、いざ始まっても交通の便が悪く、人が集まりにくいことが考えられる。どう関心を持ち続けてもらい、支援を届けるかがカギになってきます。支援団体間の連携も必要でしょう。私たちもできる限りの支援をしていきます」

(編集部・川口 穣)

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