だが年俸更改などで、低迷期にチームを支えてきた選手たちをないがしろにすれば今後に禍根を残すとも考えられる。中田の獲得は短期的に見て攻撃力が上がるのは間違いないが、中日は本拠地の特性を考えても投手中心のチーム作りをすべきという声もある。

「バンテリンドームへのホームランテラス導入は見送られることが濃厚。今まで同様に本塁打が期待できないため、（勝つためには）投手を中心とした守備力をより高める必要がある。柳と小笠原はこれからも絶対に必要な人材で、大野と高橋を加えたリーグ屈指の先発投手力で勝負すべき」（中日OB）

　過去にも年俸更改に臨んだ福谷浩司が、「チームに将来のビジョンはありますか？」と問い、それに対して球団代表が答えることができなかったことが話題となった。中日はさらなる低迷期を脱出するために今が踏ん張りどきでもある。しっかりと選手たちが納得するビジョンを提示し、気持ちよくプレーしてもらうことも明るい将来のために重要なはずだ。
 

暮らしとモノ班 for promotion
もうすぐ2024年パリ五輪開幕！応援は大画面で。BRAVIA、REGZA…Amzonテレビ売れ筋ランキング