日本人野手でコスパの悪かった選手では小林誠司(巨人)の名前が挙がる。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、2019年のプレミア12では侍ジャパンでも活躍したが、2020年以降は出場機会が激減。完全に3番手捕手という立ち位置となっている。ここ数年は毎年のようにトレード候補としても名前が挙がっているが、捕手は経験が重要なポジションだけに、何とかもう一花咲かせてもらいたいところだ。(文・西尾典文)

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。
 

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