<右翼手>
■福田秀平(ロッテ)
他にも候補はいたが、2019年オフに大きな期待を背負ってFA加入した経緯を考慮しての選出。加入1年目も62試合で打率.216と期待に応えられなかったが、2年目は出場4試合のみに終わると、3年目の昨季も出場20試合のみ。そして4年契約最終年となった今季は、出場3試合で8打数2安打に終わった。推定年俸は1億2000万円だったが、怪我の連続でチームに貢献できないまま月日が流れ、今年10月11日に球団から戦力外通告を受けることになった。本人は現役続行を希望。34歳に果たして再チャレンジの場が与えられるだろうか。
<DH>
■ギッテンス(楽天)
身長193センチ、体重113キロの巨漢スラッガーで「大谷級の打球速度」の触れ込みで来日したが、1年目の昨季、初出場した試合で左手首を骨折して長期離脱。8月に復帰するも、打率.242、0本塁打、8打点という成績に終わった。そして迎えた2年目の今季は、オープン戦15試合で打率.407、2本塁打、6打点と爆発を予感させてファンを喜ばせたが、開幕直前に下半身のコンディション不良を訴えて離脱すると、5月6日の練習試合で左手親指じん帯を痛めて離脱。さらに8月にも故障発生で、結局は1軍出場がないままシーズン終了。年俸は推定90万ドル(1ドル150円換算で約1億3500万円)。長打を期待されながら、ついに1本のアーチも放つことができず。実に残念な助っ人となった。