11個以上 運動必要度 ★★★★★

 原因不明の体調不良に見舞われることがあったり、日常生活に支障が出るような肩こりや腰痛、ひざ痛に悩まされることが多くなったりしているかもしれません。

 医師が考案した1日30秒で運動不足を解消できる方法『ドクターズスクワット』を定期的に行うことに加え、【食生活】と【生活習慣】のチェックで当てはまった項目の改善にも努めましょう。

4~10個 運動必要度★★★

 病院に行ったり、日常生活に支障をきたしたりするほどではないものの、なんとなく体調が悪いといった日が以前よりも増えてはいませんか? 

 特に【筋力】や【体の不調】チェックが1つでも当てはまった方は、今すぐドクターズスクワットをしましょう。

 何も対策を講じることなく過ごしてしまうと、運動に必要な体の機能がうまく働かないロコモティブシンドロームや、全身の筋肉が減少するサルコペニアになる危険性が高まります。

 また、生活習慣病に罹患するリスクが高まる可能性もあります。

3個以下 運動必要度 ★★

 現状では、健康状態に問題はないと感じているかもしれません。

 しかし、【筋力】や【体の不調】チェックで当てはまった項目があるなら、ドクターズスクワットを行えば、健康状態をさらにアップさせることができます。

 理想は症状が出てからより、出る前に行うこと。今すぐ開始すれば、さまざまな不調を未然に防ぐことができますよ。

筋肉が減っていないか?チェックテスト

 前出の【筋力をチェック】は、「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」と、「サルコペニア」に関するものです。

 ロコモは、骨、筋肉、関節、神経などの運動器の機能が低下して、歩くなどの移動能力が低下した状態です。

 サルコペニアは、筋肉が減って筋力が衰えた状態で、いずれも進行すると日常生活に大きな支障が出て、心身の健康がむしばまれます。

「指輪っかテスト」で、筋肉の衰えをセルフチェックしてみましょう。

【指輪っかテスト】

(イラスト/藤井晶子)

 両手の親指と人差し指で輪をつくります。利き足ではないほうのふくらはぎの番太い部分を軽く囲みましょう。

※力を入れないで囲みます。

※右利きなら、左足のふくらはぎを囲みます。

●囲めない⇒サルコペニアの可能性は(低)

(イラスト/藤井晶子)

●指先がくっつく⇒サルコペニアの可能性は(中)

(イラスト/藤井晶子)

●隙間ができる⇒サルコペニアの可能性は(高)

(イラスト/藤井晶子)

 囲んで隙間ができるなら、若くても筋力が衰えている可能性大です。ただし、肥満ぎみの方は囲えないこともあるので、目安の一つにしてください。

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1日30秒で運動不足が解消できる方法とは?