朝日新聞出版は2023年11月9日(木)に、週刊朝日ムック『さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2024年版 在宅医療ガイド』を発売しました。編集部が各都道府県の厚生局に情報開示請求して入手した報告書をもとに、看取り件数や緊急往診数などの実績とともに全国2745診療所・病院の一覧を掲載しています。
この記事の写真をすべて見るコロナ禍を経て、自宅で医療を受ける「在宅医療」へのニーズが高まっています。コロナ禍では、病院に入院しても面会が制限され、大切な人の最期を看取ることができないことから、在宅医療を選択する人が増えたといいます。
本ムックは、医師が自宅に訪問診療してくれる在宅医療について、その始め方から費用まで、すべてを解説する一冊です。『「平穏死」10の条件』の著者で、日本尊厳死協会副理事長の長尾和宏医師が監修しています。
巻頭インタビューは、母を6年半、在宅介護し、自宅で看取りまでした元「おニャン子クラブ」でタレントの新田恵利さんです。
がんの終末期においては、病院でもう積極的な治療ができなくなった場合、病院から退院を促されることがあります。そういったケースで、在宅医療も1つの選択肢になります。特集「がん終末期 病院から退院を促されたら……」は、がん患者をケースごとに分けて、その進め方など解説しています。
「看取り実績のある診療所&病院 全国リスト2745」では、看取り実績がある診療所2460件と病院285件を、看取り件数、緊急往診数などの実績とともに一覧にして掲載しています。お近くの在宅医を探す際に参考にしていただけるリストとなっています。
主なラインナップは下記の通りです。
巻頭インタビュー
新田恵利 タレント 元「おニャン子クラブ」
母を6年半、在宅介護し、自宅で看取りまで
対談 長尾和宏医師が聞く!
在宅医療のニューリーダー佐々木 淳医師(医療法人社団悠翔会理事長・診療部長)
在宅医療の現場
立川在宅ケアクリニック 会長 井尾和雄医師
いしが在宅ケアクリニック理事長 石賀丈士医師
がん終末期 病院から退院を促されたら…
トップインタビュー①
日本医師会 副会長 猪口雄二医師 在宅医療と地域包括ケアの充実
トップインタビュー②
全国在宅療養支援医協会 会長 新田國夫医師 在宅医療の普及とかかりつけ医
家族の疑問に答える在宅医療Q&A
どこからが終末期?
「平穏死」10の条件 長尾和宏医師
コラム 心肺蘇生望まず救急搬送中止が348件 東京消防庁3年間で
コラム 宮崎市の在宅医療と慢性腎臓病
宮崎市長・清山知憲(ひなた在宅クリニック理事長・医師)
初めての人にもわかりやすく解説!
在宅医療を始める前の基礎知識
総論 在宅医療と病院医療の考え方の違い
1 在宅医療を支える人たち
2 在宅医療を始めるには
3 家族がおこなうケア
4 在宅医の仕事
5 訪問看護師の仕事
6 訪問薬剤師の仕事
7 訪問歯科医師の仕事
8 疾患別の在宅医療の流れ
認知症/がん/脳卒中/COPD(慢性閉塞性肺疾患)/パーキンソン病などの神経難病/老衰
いくらかかる?在宅医療にかかるお金
家族が知っておきたい最期の迎え方
主要都府県別ランキング
看取り件数が多い診療所
厚生労働省データを独自入手!
看取り実績のある診療所&病院 全国リスト2745
週刊朝日ムック『さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2024年版 在宅医療ガイド』
発売日:2023年11月9日(木曜日)
定価:1210円(本体1100円+税10%)
B5判172ページ