雅子さまがマスク越しでもわかる微笑みで「猫ちゃん!」と声を弾ませて反応してくれたからか、ひふみんの猫談義は、ここからさく裂した。園遊会後の囲み取材で、ひふみんは猫談義をこう語っている。
「猫は私、たまたま人生の半ばで猫と関わりを持つことになったんですけれども、京都大学の動物学者が、猫はですね、5歳以上の能力がある。自分の名前を覚えている。友達とか仲間の猫の名前も覚えている。それから飼い主の名前も覚えている。それで猫は楽観派ですって。
僕も猫は随分世話をすることがあったので、ああ、やっぱり猫は楽観派というのは、僕は思ってたんですよね。京都大学の動物学者が、猫の研究をしたというのは、非常に良くてですね。もちろん、犬の研究もしているんでしょうけどね。
猫はご存知のように、天皇陛下ご一家も猫は世話をなさっておりますからね。それで話が通じたかと思っております」
天皇陛下が「ここにも猫が」
園遊会では、そんなひふみんの脱力系猫談義を、天皇陛下が「ここにも猫がいるんですよ」と赤坂御苑の敷地を手で指し示され、うまくまとめられていた。瞬時に短いひと言で話をまとめた天皇陛下は、例えては失礼かもしれないが、タモリや黒柳徹子のはるか上をいく異次元の名司会者のようだった。