そんなスキのない申だが、意外なのは国内ツアーの賞金女王なっていないことだ。最近のツアーはメルセデス・ランキングに重きを置いているが、それでも獲得賞金はプロとしての実力を測るバロメーターの一つであることに変わりはない。上述の通り、申の賞金ランクは現在3位。数々のタイトルを受賞してきた申だけに、女王の称号も「タイトルリスト」に加えたいところだろう。

 また、申が、ここまで国内ツアーで積み上げてきた生涯獲得賞金は13億1,822万2,744円となっており、13億7,029万2,382円を獲得しているトップの不動裕理との差を5,206万9,638円にまで縮めてきた。女子ツアーの生涯獲得賞金でもトップに立つことができるのか? 若手に注目が集まる国内女子ツアーだが、シーズン終盤は申のプレーからも目が離せない。

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