「ジュニア時代に暗闇をさまよっていた所から、昨季はGPファイナル、世界選手権まで行くことができた。自分の気持ちを表現したプログラム。最後は五輪に行く未来を表現します。トリプルアクセルは、初戦のスケートカナダに向けてしっかり練習していきます」(渡辺)
若手も勢いがある。4回転に挑戦中の住吉りをん(20)、トリプルアクセルジャンパーの吉田陽菜(18)と河辺愛菜(18)、そして滑りの美しさに定評がある千葉百音(18)、松生理乃(19)らが、虎視眈々と表彰台を目指す。
才気煥発の日本勢。上位6人によるGPファイナルへ何人進出できるのか、期待が集まる。(ライター・野口美恵)
※AERA 2023年10月23日号より抜粋