(18)これまで本誌は、金融庁の表記にならって「新しいNISA」と表記してきた。愛称の募集は?

「金融庁のウェブサイトなどでは当面の間、『新しいNISA』という表記をする。

 愛称を募集するような動きは現状、ない。

 新しいNISAの話が出てきた2022年の時点では、『新NISA』というと『2階建てNISA』と混同される可能性もあったが、最近は『新しいNISA=新NISA』という認識も以前と比べ、浸透しつつあるようだ」(金融庁)

★本誌はこれまで「新NISA」という表記を一切使わなかった。

 その後、新しいNISAに関する第一報から時間が経ったこともあり、「新NISA」と表記しても「2階建てNISAか?」と勘違いする人は減ったように思う。

 今回の金融庁取材で「『新NISA』と書いても大丈夫そう」との感触を得たため、今号からそうした。

4文字の呼び名でシンプルに

(19)2024年以降もずっと「新NISA」と呼ぶのか?

「(ただの)NISA。これまで一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAと分かれていたが、2024年からは『NISA』となる」(金融庁)

★「NISA」のつみたて投資枠と成長投資枠、という扱いだ。

 12月までは現行のNISAと区別するため「新しいNISA」、2024年からは「NISA」。

 みなさんがこのアルファベット4文字のシンプルな呼び名に慣れる頃には、ただの「NISA」が国民の大半から愛用される、世界に誇れる制度になっていることを願う。

※本記事は前後編の後編です(前編には9個の疑問と金融庁回答を掲載)

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

※『AERA Money 2023秋冬号』から抜粋

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