伊藤博文 ✖ 箱根湯本温泉
伊藤博文命名の宿「環翠楼」がいまも残る
遊興が盛んになった明治末頃、箱根の代表的な湯治場だった箱根七湯(湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・底倉・木賀・芦之湯)はとてもにぎわった。伊藤博文(1841-1909年)も訪れ、定宿としていた宿に「環翠楼」の屋号を送ったとされる。
夏目漱石 ✖ 道後温泉
夏目漱石『坊ちゃん』など名作に登場する古湯
古くは「万葉集」「日本書紀」「源氏物語」にその名前が登場している道後温泉。夏目漱石(1867-1916年)のベストセラー『坊ちゃん』など、名作にも登場し、今もにぎわい続けている。すねにけがを負った鷺が足を湯に浸けると、完治し飛び立ったという伝説もある。
(構成 生活・文化編集部 白方美樹)