新NISAを機に、課税口座(特定口座など)に入っている金融商品をスッキリ一つの証券会社にまとめたい人は、移管を。5社とも入庫(他社から自社に移管)は無料。なおNISA口座内の金融商品は他社に非課税で移管できない。2023年8月31日現在、税込み、課税口座の場合

 auカブコム証券から他社に移管する場合は、日本株が1銘柄につき1100円、米国株が1銘柄につき2200円、投資信託が1銘柄につき5500円。ただし、他社からauカブコム証券へ移管する場合は、株式、投資信託ともに手数料はかからない。

■移管時の優遇がある

 また、他社から自社へ金融商品を移管する際のキャンペーンやプログラムも実施されている。

 SBI証券では「投信お引越しプログラム!」を用意しており、他社からの移管で発生した手数料をSBI証券が負担してくれる。

 楽天証券でも同様の投資信託移管キャンペーンを実施中であり、当面は続きそうだ。

 松井証券は投資信託に加え、日本株、米国株の移管手数料を全額負担するサービスを提供している。

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編集/綾小路麗香、伊藤忍

※『AERA Money 2023秋冬号』から抜粋

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。「AERA」とアエラ増刊「AERA Money」の編集担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などの経済関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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