「2023年上半期にブレイクした男性タレント」に、Aぇ! groupとしての昨年下半期に続いてソロでトップ10入りした福本大晴。情報番組やバラエティーに加え今年2本目の連続ドラマに出演し、活躍の幅を広げているが、その裏には人一倍強い向上心と、“努力と思わぬ努力”がある──。AERA2023年9月18日号より。
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――「2023年上半期にブレイクした男性タレント」、実感は?
福本大晴(以下、福本):いや、めっちゃきてる感ありました(笑)。忙しかったと思いますね。新幹線往復、大阪-東京間に関しては人類でもだいぶ多いほうちゃいます?(笑)
――いまドラマにバラエティーにと忙しいなか、福本さんにとって、アイドルとは?
福本:なんでもさせてもらえるのがアイドル、ですかね。アイドルというか、ジャニーズか。最近、ほんまにできんねやな、って実感はしますね。いや、できてるかわからんけど(笑)、まかせてもらえてるのは、めっちゃありがたいなと思います。僕がもう、全部やりたいタイプなんで。
――いま最もやりたいのは?
福本:映画! 漫画の実写化とか。恋愛も、密室系もやりたい。でも「埼玉のホスト」やらせてもらって、コメディーもおもろいなと思いました。
──「埼玉のホスト」(TBS系で放送中)で演じているキセキとは、性格がかなり違いますね。
福本:似てるとこありますかって聞かれたら、ないですね(笑)。だから、役作りには、大谷翔平選手がやっている「目標達成シート」、僕も昔からけっこうやっているんですけど、それを役でも作りました。真ん中に役名書いて、周囲に、人見知り、臆病、内気、って書いたら、その周辺に、どうしてそうなったかとか、どんなことをするか書いていく。僕のなかでは、人見知りな人って、空気読める人なんですよ。できるだけ目立てへんようにしてるから、場にどうやったらなじむか考えてるイメージがあって。そんな感じで書きこんでいって、役を考えていきました。