愛子さまが履くフラットサンダルは、皮ひもを編み上げた古代ローマ風の「グラディエーターサンダル」=9月5日、東京駅、読者提供

今回の「リンクコーデ」は?

 石原さんが注目したのは、ベージュとピンクのバイカラーのショルダーバッグだ。小さなバッグに較べて大きな金具と幅広のストラップがよりカジュアルな印象を引きたてる。

 愛子さまが履くフラットサンダルは、皮ひもを編み上げた古代ローマ風の「グラディエーターサンダル」だ。

「那須でのご静養をいかにのんびりと過ごされたか、ひとときの私的な雰囲気が感じられました」

 実は、雅子さまのシースルーのワインレッドのジャケットもご静養時にはよくお召しなのだという。
 

今回の「リンクコーデ」は、陛下と雅子さまの紺色のパンツと愛子さまの紺色のワンピース=9月5日、東京駅、読者提供

 そして今回もご一家は、色や柄の一部をおそろいにするファッション、「リンクコーデ」だ。

「陛下と雅子さまの紺色のパンツ、そして愛子さまの紺色のワンピースです。皇室のファッションに興味をお持ちの方々は、天皇ご一家の仲むつまじさを象徴するリンクコーデをいつも楽しみにしています。ご一家もそうした思いをご存じで、期待に応えてらっしゃるのではないでしょうか」(石原さん)

 愛子さまのファストファッションでの帰京は、飾らない皇族の横顔を見せてくれた夏のひとコマだった。

(AERA dot.編集部・永井貴子)