キリンビールの新商品(同社提供)
アサヒビールの新商品(同社提供)

 改正に合わせてスーパーなどが特売やキャンペーンをやることも少なくない。そうした動きを見極めてから考えても遅くはないだろう。

 なお、10月から税金が変わるのはビールだけではない。

 日本酒(清酒)は1キロリットルあたり今の11万円から10万円に下がる。1合(約180ミリリットル)あたりに換算すると、現在の約19.8円から約18円へと2円近く安くなる。     反対に、ワインなど果実酒は1キロリットルあたり9万円から10万円に上がる。ワイン1瓶(750ミリリットル)あたりでは、今の67.5円から75円に7.5円高くなる計算だ。

 税金が上がるワインの買い方に関しても、風呂内さんが指摘するのと同じことが言えそうだ。お酒は体や家計のことを考えて楽しもう。

(AERA dot.編集部・池田正史)

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池田正史

池田正史

主に身のまわりのお金の問題について取材しています。普段暮らしていてつい見過ごしがちな問題を見つけられるように勉強中です。その地方特有の経済や産業にも関心があります。1975年、茨城県生まれ。慶応大学卒。信託銀行退職後、環境や途上国支援の業界紙、週刊エコノミスト編集部、月刊ニュースがわかる編集室、週刊朝日編集部などを経て現職。

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