那須御用邸を散策する天皇、皇后両陛下と長女愛子さま(代表撮影)
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4年ぶりの天皇一家のご静養が話題を集めている。ひときわ目を引いたのが愛子さまの様子。長い髪をカットされ、ボブヘアに。記者とのやりとりも大学生らしいほほえましいものだったという。卒業まで半年ほど。一般の大学生ならば進路が決まっている時期だ。コラムニストの矢部万紀子さんが、愛子さまの置かれた微妙な立場に思いを馳せた。

【写真】なんと20年前!よちよち歩きの愛子さまを抱いて手を振る雅子さま

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 8月21日、天皇陛下雅子さま、そして愛子さまが4年ぶりに那須御用邸での静養に入った。愛子さまは髪を短く切っていた。肩あたりまでの長さになったのは私の知る限り、2年4カ月ぶり、3回目のことだ。

 最初は2018年7月、学習院女子高等科2年の時。イギリスのイートン校に3週間の夏期研修に向かう羽田空港、赤いスーツケースを押した愛子さまは、切り揃えた髪まで張り切っているようだった。次は2021年4月、学習院大学2年の時。ご一家で改修工事中の皇居・旧吹上仙洞御所を視察に向かう車内、愛子さまは毛先をふんわり内巻きにしていた。そして今回は、サイドを編み込みにしたスタイル。那須御用邸での宮内記者会とのやりとりでも話題になったという。

オンレコードが終わってからのやりとり

「涼やかになられましたね?」と声をかけたのは、宮内記者会の幹事社として質問をしたフジテレビの宮崎千歳記者。愛子さまはまず「気づいていただけましたか」と答え、「35、6センチくらい切りました。軽いです。切った時はもう、首が据わらないって感じになりました。シャンプーも楽で」と述べたそうだ。FNNプライムオンライン(8月28日配信)が伝えていた。

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矢部万紀子

矢部万紀子

矢部万紀子(やべまきこ)/1961年三重県生まれ/横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

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20年前の雅子さまのヘアスタイルは?