107年ぶりに夏の甲子園優勝を果たした慶応(神奈川)と、惜しくも連覇を逃した仙台育英(宮城)。2校から特に印象的なプレーを見せた6人の選手たちをその活躍と共に振り返る。AERA2023年9月4日号より。
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■山田脩也(仙台育英(宮城)・内野手・3年)
やまだ・しゅうや/連覇を目指して戦ったチームの主将。不動の遊撃手として華麗な守備も披露した。昨夏の経験が生き、劣勢でも「大舞台を楽しめている」と話す強心臓ぶりも頼もしかった
■尾形樹人(仙台育英(宮城)・捕手・3年)
おがた・みきと/本格派がそろう層の厚い投手陣を巧みにリードした守備の要。打撃でも5番打者として、準決勝までで3安打の固め打ちが3試合、7打点と貢献度が高かった
■湯田統真(仙台育英(宮城)・投手・3年)
ゆだ・とうま/初戦の浦和学院(埼玉)戦こそ4失点を喫したものの、その後は安定した投球を見せた。準々決勝の花巻東(岩手)戦では、佐々木麟太郎を相手に151キロを計測した