この「慰霊祭」に参加するのは、これまでハーケンクロイツや旭日旗を掲げて外国人排斥デモを主催した者など、ヘイトデモではおなじみの面々でもある。
警察官によってがっちりガードされた「慰霊祭」会場の入り口には、まるで朝鮮人犠牲者追悼式典へのあてつけであるかのように〈六千人虐殺の濡れ衣を晴らそう〉〈六千人虐殺は捏造・日本人の名誉を守ろう〉と大書された看板が掲げられる。
「慰霊祭」では当然ながら、歴史否定の言葉やヘイトスピーチが飛び交う。
「虐殺は嘘であります。まったく根拠がない。不逞朝鮮人が略奪、強姦などをした」
「慰安婦の強制連行などあったのか。徴用工もただの出稼ぎ」
「虐殺の事実などない。こういうことを修正しなかったから、今日の日本と韓国の紛争が起きている」
「(震災直後)確かにコミュニストによる暴動があった。テロもあった。それに対する住民の自警行動があった。虐殺ではない」
「嘘をついて日本人を冒涜して何が面白いのか。自己満足に陥っているだけ。朝鮮人犠牲者追悼式典は、虐殺ということを政治利用しているだけだ」
「この慰霊祭は、災害便乗テロを抑制するための重要なイベントだ」