――流行り廃りのある場だと思います。怖さはありませんか。
新しいことをやらないと、見られなくなるという危機感は常にあります。料理という柱は変えず、食材の買い出しや食べ過ぎた後の筋トレとか、別シーンを入れてバリエーションを増やせないかということは、日頃から考えています。
今勢いがあるクリエイターは、自分のフォロワー数と何千万の差があったとしても、脅威に感じます。自分も急にバズったように、一気に盛り上がる爆発力があるのが、ショート動画の良さでもありますので。そういう闘いの世界だからこそ、よいアイデアが生まれるということはあると思います。
――フォロワー数はさらに5100万へと増えています。日本一の先はどこを目指していますか。
世界一までは、まだ見えていません。現在の一位はフォロワー数1.5億ほど、自分の約3倍もあるので、到底届かない。料理ではないことにもガンガン取り組んで、それに合ったバズるためのフォーマットも見つけなければ難しい。正直、そこを目指す気にはなれないと感じています。
とはいえ、自分がバズるなんで全く予測もしていませんでしたから、何が起こるかはわかりません。もっと世界的に認知してもらい、仕事に繋げられたら面白そうだなという思いもあります。今は、研究を重ねたフォーマットでどれだけ伸ばしていけるか、そこに集中します。
(AERA dot.編集部・市川綾子)