私は起業家マインドを持った人が適任と思います。完璧な人選は思い浮かばないですが、誤解を恐れずに言えば、元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんはいかがでしょうか。突破力のある方ですし、7人もお子さんがいらっしゃいますから、出産や子育てについても理解が深いと思います。

 永田町や霞が関にはいろいろと理由をつけて反対する人も多いですから、実業家のひろゆきさんのように言いくるめられないような人もいいと思います。しっかりと闘っていける人ですね。論破しすぎて、敵をつくりすぎてしまうと問題ですが……。

 橋下さんやひろゆきさんでなくても、民間には力のある方がいると思います。岸田内閣が、少子化問題の抜本的な解決策を示して、力強く政策を進めていく姿勢を示すことができれば、子育て世代を中心に支持率が上がっていく可能性があると思います。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫)

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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